ウーバーイーツの稼ぎどき「雨の日の稼働」ですが、欠かせないのが防水性・透湿性に優れたレインウェアです。
これまで価格帯の異なるレインウェアを試してきましたが、現在は本記事で紹介するミズノのベルグテックEX・ストームセイバーを愛用しています。
なんといっても、防水性・透湿性と価格のバランスがいい「コスパの良さ」が魅力です。
登山用として購入される方も多い製品で、評価の高いレインウェアとなっています。
この記事では、実際に何度も雨の日配達でベルグテックEX・ストームセイバーを使ってきた経験をもとに、良かった点・気になった点を紹介していきます。
レインウェア選びで迷っている配達員の方の参考になれば幸いです。
ミズノ「ベルグテックEX・ストームセイバー」の基本スペック
基本スペック
基本スペックをまとめました。
| 重さ | 約570g(Mサイズの場合) |
|---|---|
| 耐水圧 | 約30,000mm以上 |
| 透湿性 | 約16,000g/m2/24h |
| 撥水性 | 100洗撥水(100回洗濯しても水をはじく耐久撥水加工) |
| 素材 | 本体:ナイロン100% 内衿切替:ポリエステル100% 下衣:ナイロン100% |
耐水圧は約30,000mm以上、透湿性は約16,000g/m²/24hと、長時間の雨にも耐えられる性能。
そして、最大の特徴が「100洗撥水」で、100回洗濯しても水を弾く力が落ちないという耐久性の高さがウリになっています。
ファスナー部分はマジックテープ付き(正面・両ポケット)
正面ファスナーの上には、マジックテープ付きのフラップがついています。そのため、前方からの雨の侵入を防いてくれます。


なおジップはYKKなので、スムーズな開閉ができ耐久性も安心です。

正面ファスナーだけでなく、左右のポケットも同様にフラップ付きの仕様です。

ファスナー単体だと細かい隙間から水が入り込んでしまいますが、フラップがあるおかげで、クロスバイクで雨を受けてもポケット内部への浸水を防いでくれます。
袖口はマジックテープで調節可能
袖口にはマジックテープが付いているので、手首に合わせて調節すれば袖口の隙間から雨が侵入しにくくなります。

袖口がゆるすぎると走行中隙間から水が入り込んできます。マジックテープでしっかり締められる仕様になっていることで、激しい雨の中でも安心して稼働できるのはありがたいポイントです。
裾はドローコードとストッパー付き
ジャケットの裾には、ドローコードとストッパーが付いています。

裾の広がりを調整することで、裾からの雨の侵入を防ぐことができます。
自転車に乗っていると、走行中の風でジャケットの裾がめくれ上がってしまうことがありますが、ドローコードで裾を絞っておくことで、めくれも抑えてくれます。
フードは細かな調整が可能
フードは細かく調整できる仕様になっています。
フードの前側左右にはドローコードが付いており、顔周りとの隙間を調節できます。隙間をなくすことで、横からの雨の侵入を防げます。

また、フードの裏側にはマジックテープが付いているため、頭の上での高さも調整可能です。視界の広さや圧迫感のなさを自分に合わせて調節可能です。

フードにはツバが付いている仕様になっています。

ただ、自転車に乗っていると特に役立つ感じはありません。キャップを被った方がはるかに効果があるので、キャップを被るのがおすすめ。
ちなみにフードは襟に収納可能です。

パンツはウエスト・裾が調整可能
パンツのウエスト部分にはドローコードもついているので、体型に合わせて絞ることができます。

裾にもドローコードが付いています。足首周りの隙間をなくすことで、雨や泥が内側に侵入するのを防げます。長めのジップが付いているので、靴を履いたままでもズボンの着脱がしやすい作りになっています。

なお、裾のストッパーは足の正面に配置されているので、歩行中に草木などに引っかかるリスクを減らしてくれます。
配達で実際に使ってみた感想
雨の日稼働でストームセイバーを使ってみて感じた点を紹介します。
防水性能の実感
何度も使ってきた感覚としては、防水性能が安定して発揮されるのは4〜5時間が目安といえます。
4時間程度であれば、雨に打たれ続けても、中に着ている服が濡れてきません。以下の画像のように、水弾きバッチリです。

ただし、稼働時間が4時間を超えてくると生地がじんわりと湿ったような感じになり、6時間ほど稼働を続けると上下ともに中の服まで部分的に濡れてきます。


実際にベルグテックEXの下に来ていたパーカーはこんな感じで、所々濡れています。

本音をいえばもう少し頑張って欲しいところですが、価格を考えればコスパとしては十分だと感じています。
ちなみに私はストームセイバーを追加で購入したので、2着持っています。雨の日に長時間稼働をする日は、一度自宅に帰ったタイミングで2着目に着替えて、後半戦に備えるという運用にしています。
蒸れにくさ
蒸れに関しては、そこまで不快に感じることはありません。
ただし、気温が高い時期に着用すると、レインウェアという特性上どうしても暑さを感じやすく、汗をかいてしまいます。(私が汗をかきやすいタイプというのもあります)
透湿性能はあるものの、初夏〜真夏にかけては不快感が出てくるのは仕方がないかと思います。
収納性
収納性の高さも、ストームセイバーのいい点の1つです。
専用の収納袋でコンパクトに収納できるため、自宅での保管にも困りません。

収納袋を使わずに、ハンガーにかけて保管もできるので、好みに合わせて保管できます。
また、コンパクトに折りたためる分、稼働中の持ち運びにも便利です。
折り畳んだ状態であれば、ウーバー公式バッグの裏側ポケットに収納することもできますし、収納袋に入れておけば配達バッグの中にしまっておくこともできます。
雨が降りそうな時にすぐ取り出せる状態で持ち歩けるのは、地味にありがたいポイントです。
配達で使って気づいたデメリット
ストームセイバーは、機能性・コスパのバランスの取れたレインウェアですが、実際に配達で使ってみると気になる点もあります。
ここからは、購入前に知っておいた方がいいデメリットを紹介します。
ズボンにポケットがない
ストームセイバーのズボンには、ポケットがありません。
私は配達時にズボンのポケットをよく使うため、この点はデメリットに感じています。
ズボンのポケットを普段から活用している人ほど、不便さを感じやすいかもしれません。
ジャケットのポケットを使うか、ウェストポーチなどを併用して収納場所を確保する工夫が必要です。
上着ポケットのマジックテープが硬い
もう一点、地味にストレスを感じるのが、ジャケットのポケットに付いているマジックテープの硬さです。

雨の侵入を防ぐための仕様なので仕方がないとは思うのですが、思った以上に硬めの作りになっており、ポケットへの出し入れがしにくいのが不便に感じます。
特に配達中はスピーディーに出し入れしたいので、地味にストレスに感じています。
他の価格帯のレインウェアとの比較
ストームセイバーが「コスパが良い」と言える理由を、実際に使った他の価格帯のレインウェアと比較しながら紹介します。
安価モデル(Yahoo!ショッピング・上下9,000円)との比較
ウーバーイーツを始めた当初の雨稼働は、以前Yahoo!ショッピングで購入した上下9,000円のレインウェアを使っていました。
スペック上は耐水圧30,000mm、透湿度15,000g/m2で、数値だけ見るとストームセイバーとほぼ同等です。
実際の耐久時間も同じく4時間程度で、防水性能としては大きな差を感じませんでした。
ただし、生地が多少ゴワついた着心地で、収納時のサイズもやや大きめになってしまいます。
価格は半額程度ですが、「着心地」や「収納性」といった日々の使い勝手の部分で差が出てくる、というのが正直な感想です。
上位モデル(ミレー・ティフォン)との比較
一度、ストームセイバーよりもさらに高価格帯のミレーティフォンに乗り換えたことがあります。

- ティフォン・ファントム・トレック(耐水圧50,000mm・透湿性60,000g/m²/24h):42,900円
- ティフォン・ストレッチパンツ(耐水圧30,000mm・透湿性50,000g/m²/24h):26,400円
着心地は薄手で肌触りも良く、さすが高額モデルだと感じる快適さがありました。
しかし、防水性能の実用時間はストームセイバーと変わらず、こちらも4時間程度が目安。
スペック上の数値は大きく上回っているものの、実際の耐久時間としてはどの価格帯でも大きな違いは感じられなかったというのが率直な印象です。
さらに想定外だったのが、耐久性の面でファントムトレックの方が早くダメになってしまったことです。
素材の特性なのか、配達バッグとの摩擦で生地がすぐにボロボロになってしまいました。

高額だっただけにショックでしたが、価格が高いからといって、必ずしも長く使えるとは限らないといういい教訓になりました。
3つを比較して分かったこと
価格帯の異なる3つのレインウェアを使ってみて分かったのは、「防水性能の実用時間(4時間程度)は価格帯にほとんど関係しない」ということです。
そう考えると、価格・着心地・耐久性のバランスが取れたストームセイバーは、自転車配達員にとってコスパの良い選択肢と言えそうです。
まとめ
ミズノのベルグテックEX・ストームセイバーを実際の配達で使ってみた感想を紹介してきました。
防水性能については、4〜5時間であれば安定して雨をしのげる実力があり、価格を考えればコスパは十分だと感じています。
長時間稼働の日は2着持ちで対応するなど、運用面での工夫次第で快適に使い続けることができます。
ズボンのポケットがない点やマジックテープの硬さなど、細かい不満点もありますが、コスパを考えれば十分に妥協できる点です。
- コスパ重視のレインウェアを探している人
- 雨の日は頻繁に稼働する人(耐久性もあるのでおすすめ)
総合的に見れば、自転車配達員にとって十分満足度の高いレインウェアだと言えます。
価格と性能のバランスを求める配達員の方は、ぜひ検討してみてください。
なお、雨の日稼働におけるウェアや便利アイテムは、以下の記事で紹介しています。気になる方は、こちらもぜひご覧ください。

